施工管理部
国や地方自治体、高速道路会社などの事業者と施工会社の間に立ち
主に事業者側の立場から事業を進める工事管理支援を行います。
01調査・測量・設計
- 現地調査
- 測量・地質調査業務の確認
- 業務内容照査
どのような工事も発注前に必ず測量、土質調査・交通量調査・劣化調査等の様々な調査を行い、
その結果を基に道路や構造物が設計されます。
当社の施工管理業務では、専門のコンサルタント会社が行ったこれらの業務が仕様書どおりに
作成されているかを照査し、適宜技術指導を行い工事発注に反映させます。
また、道路や構造物の設計において工事発注に必要な項目・数量が算出されていますが、
その内容の照査も我々施工管理員の業務の一つです。
02工事発注
- 設計図書照査とりまとめ
- 工事価格積算
工事発注から契約までの流れとして、まずは工事発注用の公告図書の取りまとめを行います。
公告図書とは、工事に必要な図面や数量表など、発注における重要な書類です。
建設会社は公告図書を基に積算した価格で入札に臨み、落札後に契約となります。
発注者側も基準となる工事価格を算出するために正確な積算業務を行わなければなりません。
このような公告図書の整備および積算作業が工事発注における施工管理の主な業務となります。
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公告図書
とりまとめ- ● 数量計算書、図面チェック
- ● 仮設方法等施工計画の検討
- ● 数量表等作成
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工事公告
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工事費積算
- ● 積算に必要な資料作成及び現地調査
- ● 施工計画に基づいた積算資料作成
- ● 積算システムへの入力及びチェック
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入札・契約
03工事管理
- 現場安全管理
- 工程管理
- 工事中必要な書類整理
- 仕様書・設計図書等と現場の確認・検査
施工会社は工事契約後、施工計画を検討し準備を経て工事着工することになります。
施工管理員は現場着工後、大別して安全管理・品質管理・工程管理といった管理を
発注者側の立場から行います。
安全管理は施工会社が安全に作業を行っているかを日々管理していきます。
また、品質管理につきましては現場が定められた仕様書及び図面どおり施工されているかを
工事の進捗とともに確認していきます。その際、進捗により必要な検査を行ない合否判定
するのも施工管理員の業務内容です。
工程管理は工事工程にて遅れが生じること等を未然に指摘指導し、
遅延なく施工できるよう管理していきます。
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安全管理
建設現場には土工事・橋梁上下部工・
トンネル・舗装工事等様々な現場がありますが
それぞれ工事の進捗と共に危険も多く
存在します。建設機械による事故や
墜落落下事故など人命に関わる重大な事故と
なるので『安全管理』に関しては、
施工管理にとって最も重要といえます。
当然施工会社も日々対応していきますが、
我々施工管理員も現場のみなさんと知恵を出し
あい、工夫しながら現場に携わった人達が
みんな安全に明るく笑顔で働けるよう現場を
指導していくことを目指しています。 -
品質管理
建設現場における品質管理とは
土工、コンクリート構造物、舗装等々
定められた仕様及び図面どおりに
施工されているかをいいます。
切盛土の施工、コンクリート構造物、
アスファルトの舗設等々それぞれ施工するに
あたり必ず定められた仕様があります。
工事進捗過程において我々施工管理員が
立ち会って検査を行ったりチェックしながら
工事をすすめていくのでとても重要です。 -
工程管理
すべての工事において契約で定められた『工期』
があります。工期は事業予定等で決められており
一つの工事の遅れはその事業全体に大きく影響します。 予定どおり開通できなくなったりしてしまうことは決してあってはなりません。
橋梁下部工工事には上部工工事に引き渡す期限が
定められていたり、土工工事には舗装工事に
引き渡す期限がある場合もあります。
それぞれ発注者が掲げる事業予定に
大きく影響することから、我々施工管理員は
日々作業の進捗に遅れが生じていないか、
また遅れている場合は原因を特定しどうフォロー
アップするかを、現場のみなさんと意見を
出し合い指導していくこととしています。
04工事完成
- 工事完了に向けた積算
- 工事書類整理
- しゅん功検査準備
工事が完成すると、施工会社は発注者よりしゅん功検査を受検しなければいけません。
仕様書・図面どおりに施工されているか、施工過程において提出されていなければいけない品質管理に関する書類は
提出されているかを確認する検査となります。
施工管理員は施工会社がしゅん功検査を受ける際は、検査を受ける体制が整っているか、仕様書どおり施工は進めることができたかを
再度確認し、検査を受ける体制を整えるよう施工会社に指導していくこととなります。
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(株)東日本高速道路提供
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(株)東日本高速道路提供