InterviewYCCで働く人たち

YCCで働く人たち

失敗も、成功の近道。未来をつくる、次世代を育む。

2007年入社
海洋学部 海洋資源学科卒施工管理部

M,Nさん

■発注者支援とは

「建設コンサルタント会社で、発注者支援を行う施工管理」という言葉に、
はじめはピンと来ないと思います。わたしは土木の専門会社から転職しましたが、
工事をする側だったので、入社してから発注者の役割を理解しました。
簡単にお伝えすると、発注者に近い立場で、施工会社をサポートします。
例えば、高速道路の工事を行うときは、インターチェンジをつくる、
橋を架ける、トンネルを掘る…といった作業を切り分け。
受注先が決まると工事の予算、進め方、書面作成を行い、施工会社との
打ち合わせをメインに担当しています。

当社が選ばれているのは、技術力の高さが評価されているから。
神奈川県内トップレベルの施工現場数を誇り、施工管理部門で売上高2位を
獲得。工事の振動、騒音、排気ガスなど、近隣住民に配慮した工事の
施工管理も得意としています。また、発注者のNEXCOとは日本道路公団から
深い付き合いがあり、長年にわたり厚い信頼を築いています。
わたしが所属する横浜工事事務所では、NEXCO東日本の社員と共に
仕事をしていて、会社間の隔たりのない風通しの良さがあります。

■発注者支援とは
■大きなやりがい

■大きなやりがい

横浜工事事務所では、2021年に横浜環状南線(よこかんみなみ)の工事が
ピークを迎えています。高速道路の建設によって、横浜の中心街の渋滞を緩和させ、
横浜から首都圏への時間短縮などの効果がもたらされます。
私たちは、公田インターチェンジ付近や、トンネル、橋梁などの工事区間を
任されています。付近は住宅エリアなので、近隣に住まいの方への
行き届いた配慮を心がけていますね。例えばトンネル工事では、
シールドマシンの防音ハウスや土砂を搬送するベルトコンベアの準備などを
行ない、安全対策を徹底しています。

かつて、高速道路は縮小傾向の時期もありましたが、東日本大震災を
きっかけに高速道路の必要性が高まりました。
震災では、高速道路は
大きく破損しましたが、一部の車線を確保して緊急交通路に指定。
人命を救助し、被災地へ支援物資を届けるための必要な車両の通行を
優先させました。また、人々の暮らしに大きな影響が出ないよう、
亀裂や陥没している道路の舗装工事が進められ、震災から約2週間後には
高速道路の交通規制が全面解除となりました。
わたし自身、建設と維持管理に関わる仕事に憧れて入社したので、
社会基盤を支える役割を担える仕事に誇りを感じています。

■学生さんにメッセージ

わたしは以前、地盤調査を行う土木工事や下水道の管工事をしていました。
土木の専門知識はありましたが、分からないことは日常的で、知らない用語も
沢山ありました。入社した頃は、失敗ばかりをしていました。
そんなわたしも、3年前より管理技術者を任されています。
失敗すると怖いかもしれませんが、心配はいりません。
大きなミスにつながらないよう、まわりのベテランたちが経験を元に
アドバイスをします。新人のうちは自ら考え、行動したほうが力になります。
小さな失敗を沢山することで、成長につなげて欲しいですね。

当社では、数年前から若い世代を増やして、世代交代を進めています。
管理職として心がけているのは、ベテランと若い人の橋渡しをして、
コミュニケーションを取りやすい雰囲気をつくること。
少しずつできることを増やして、自信につながるよう惜しまずサポートを
しています。当社なら、若いうちに多岐にわたる工事の施工管理を任されるため、
早くから幅広い視野が身につきます。次世代を担う新人育成に
注力していますが、あれやこれやと言い、遅くまで仕事をさせることはありません。
じっくり育てるから、しっかり身につきますよ。

■学生さんにメッセージ

■休日の過ごし方

転職前は日曜休みでしたが、土日祝休みに変わって家族と過ごす時間が増えました。
子どもがサッカー部に所属しているため、試合がある日は、妻と上の子を連れて
観戦に出かけます。子ども達が小さいときは、外出するときに現場の近くを
通っていました。道路の規模が大きいから、素直に驚いていましたね。
「お父さん、すごいね!」と子ども達が目を輝かせ、楽しそうな表情を見て、
この仕事をやっていて良かったと心から思いました。
当時のことを子ども達が覚えていて、いまでも語ってくれるのはうれしいです。

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